2011年9月14日水曜日

霊界通信装置開発に想う



123年前になぜベルは電話機を発明できたのか。ベルの専門は電気や物理の分野ではなかった。彼は聾唖学校の先生だったのである。ベルはヘレンケラーに話し方を教えたことでも有名である。その当時の電気や物理の学者達の間には「声は神様が創られた命あるものからしか出ない。」と言う通念があった。ましてや「人間の声」が機械装置から出るなどとは考えてもみなかったのである。

ベルが実験していた時、その装置から出た音を人の声だと判断できたのはベルだけだった。そして、装置が改良され電話機が出来た時「そんなものは発明ではない。誰でも考えることだ。自分もすでに考えていた。」と言って特許紛争が起こったのである。

霊界通信装置の開発も電話の開発に似ているように思える。今は、霊界の声が機械装置から出るなどと誰も信じていないのである。しかし、それは現在の最先端技術の組合せで実現できる可能性がある。ただ、ここで重要なことは、電話の実験の場合は同じ人間同士で出来るがこの霊界通信装置は霊人との協力関係が必要な点である。最初の微細な霊界の作用を如何にキャッチするかが問題である。

霊界存在証明の必要性に関して

価値ある日々のために -

存在するという事実と、証明するという事は必ずしも同じではない。たとえ証明できないとしても、存在するという事実は有り得るのである。存在するという事実が優先するのである。しかし、証明する事の意義は大きい。それは今日まで数学などの定理の証明において明らかである。
霊界の存在を信じていない人も、信じている人もそれぞれ多く存在している。そして、この問題は人間の死の問題と深く関りを持ち、人間にとって最も重要な問題である。さらにそれは、人生を如何に生きるべきかという問題とも関わりを持ち、その重要性はさらに増し加わるのである。しかし、この問題に決定的な解答を与えた者はいなかった。
何故に決定的な解答を与えることが出来なかったのか、その理由は3つあると思う。まず第1は、今日までの証明の方法が現在の科学水準からみた場合あまりにも不十分であるという点である。第2は、霊界とはどのような所であるかに関して、一環した体系的な説明がないことである。第3は、何ゆえに存在しているかに関して納得のいく説明が全くないことである。
これらのことが正しく証明されれば、人生をより深く理解し、生きるべき正しい道がある事を知ることができる。

霊界の存在が全ての法律の基本となり、教育の基本となり、医学の基本となるべきだと思います。しかし、その為にはいかに多くの人が「信じる」だけではだめだということではないでしょうか。何としても、科学の領域で証明が必要なのだと思います。今までの科学の法則の延長ではなくて、何か別の効果が存在するのではないかと感じます。
しかし、それはやはり、電気を使ったものになるでしょう。電気の現象はすでに全て知り尽くされていると多くの人は考えていますが、もしかするとそうではないかも知れません。誰もやった事のない実験や、持ったことの無い疑問を持つ事が大切だと感じます。
実験を止めてはならないと思います。昔、私が最初にラジオを作った時、鳴らなかったのです。その時、「ご飯だよ!」と母親に呼ばれました。食事の後、戻ってみるとどこかで音がするのです!私の作ったラジオにつないだレシーバーが元気よく鳴っているのです!あとで分かったのですが、私がラジオの部品を水洗いしました。そして、その水滴が付いていたのです。食事の間に乾いたのです!その当時の私は、水洗いしてはいけないことも知りませんでした。とにかく実験が大切だと思います。

韓夫人と霊界通信機

特に、この時印象的な出来事がありました。装置の説明が始まると、韓夫人がお部屋から駆け出して来られて、熱心に装置の説明を聞かれたのです。霊界と交信できるならば、興進様、榮進様とお話ができるのではないか、と期待されていたのではないでしょうか。
                                                                                                                         
その後、漢南洞公館で文総裁ご夫妻にお会いしたのですが、夫人は「霊界通信機を熱心に研究しなければなりませんよ」と語られたのです。とても印象に残った場面でした。